髪結いの亭主
髪結いの亭主
かせぎのよい髪結い(美容師)を女房にもつと
遊んで暮らせるところからきたこの言葉
時代を超えたいまでも
いや、女性が強くなったこの時代こそ
この言葉の持つ意味は重くなったのではないでしょうか?
美容師は大変なお仕事ですがなんでもIT化が進むこの時代
今後、残る職業はより複雑な技術体系を持つものか
独特のカルチャーを持つもの
シンプルなお仕事は機械化により奪われてしまう
そんな時代がすぐそばにきています。
美容師の複雑な技術は習得する際に
単調な反復練習で身体に覚えさせる技術
センスや色調など感性を重視した技術
カウンセリングでお客様のニーズを聞き取る
コミニケーション能力
など、多岐に渡りその習得の過程で苦労があります。
しかしながらその過程こそが大切で
習得までの過程が大変であればある程
機械化が難しいのであって
価値が増すのだとおもいます。
時間をかけて苦難を乗り越え
技術を身につけ育った
自立した女性は
美容師として魅力的に外部に発信を始め
新たなコミュニティーをつくり
自分と相性のいいお客様と『むすび』
始めます。
そうしてファンが増えた髪結いの女性も
ちょうど仕事で旬を迎えた頃に
結婚、出産という次なるステージに
向かう事になります。
TRACEも11周年そろそろ
おめでたな髪結い師がでることもあるでしょう
お仕事をやむなく一時的に
お休みするときもあるかもしれませんが
温かく見守ってください
戻ってくる環境は
僕が必ずつくりますから
よろしくお願いします。
木村